父を千円カットに送る
父はほぼツルッパゲなのですが、襟足や耳を縁取るようにわずかながら髪があるので、2ヶ月おきに散髪に行きます。
リサイクルショップやコインランドリーが入る倉庫みたいな建物の隅っこにある、チェーン店ではない千円カットのお店が「混まない」とお気に入りの模様。
千円カットといっても物価高騰の煽りで1,300円になってしまい、他のお店と横並びのようです。
基本的にホワイトボードに名前を記入した順番で回転するルールですが、田舎ならではというか、常連さんの口頭による予約が理容師さんの頭にインプットされており、後から入店した口頭予約組が優先されるローカルルールが存在し、父はいつもこれに腹を立てています。
いやいや、アナタもまあまあ常連なんだから、口頭予約をしなさいよ、と突っ込みたくもなりますが。
父はすっかりボケてしまって、かかりつけのお医者様の顔を覚えられず、いつも診察が終わるたびに「今日は新しい先生だったな」というくらいですから、「理容師が毎回変わっていて要領がわからねえ」という父の言葉は全く信用できません。
お客の回転が速いので、後ろに回されつつも1時間以内には終わります。
終わったらラクラクホンで連絡をもらい、クルマで拾いに行きますが、今日もワンタッチダイヤルを何度か失敗したらしく、「繋がりゃしねえ」とブツブツ愚痴ってました。