大学病院でマイナ保険証を体験

父が3ヶ月おきに通う大学病院の眼科で、10月にマイナ保険証に切り替えてから初の受診となりました。

紙の保険証の頃は、自動受付機で番号札を発行した後、保険証確認の長い行列に並ぶ必要がありました。

紙の保険証の頃でも、私がかつて受診していた東京の大規模な大学病院では、自動受付機の隣に保険証読み取り装置が併設されていて、会計までじつにスムーズでしたが、父の通う大学病院では保険証確認のみ手作業のままでした。

保険証確認は総合受付以外にも各診療科でも行っていますが、いずれにせよ一手間加わることに変わりはありません。

薬局でも診療所でも、受付時にマイナ保険証を機械で確認する手順に変わりはないものの、大きい病院だとそれなりの作法を習得せねばなりません。

今回もとりあえず総合受付の保険証確認の列に並び、順番がきたのでカウンターに行くと、そこにはマイナ保険証リーダーは置いていませんてました。

「紙の保険証でもいいですよ」というのを、マイナ保険証でやりたいので手順を教えて欲しいとお願いしたところ、入り口付近、自動受付機の手前の柱に置かれた小さな台に2台だけ置かれているリーダーに通すようにとのことでした。

次回からは、入り口付近のリーダーで保険証確認を行った後、自動受付機で番号札を発行すると、番号札に「保険証確認済み」みたいな印字がされるので、そのまま診療科の受付に行くことができるということでした。

とにかくこれで「全自動」が達成できてめでたしめでたし、なんですが、周囲の様子を伺っている限りでは、総合受付には相変わらず行列ができ、診療科でも呼び出されて保険証確認する場面が散見され、マイナ保険証リーダーも大々的に案内されているわけでもなく、普及にはまだまだ時間がかかりそうだという印象でした。

眼科の窓口でも診察終了して会計の案内に至る手順に変更があったりして、いささか面食らいましたが、次回からはきっとスムーズに受診できるはず。

年末間近の月末「五・十日」かつ週明けということで、道路はクルマが多く病院もかつてない混雑ぶり、駐車場出口には駐車券を機械に入れてくれるボランティアのおじさんがいたくらいで、午前10時半に帰路についた時にはまさに「脱出」といった風情でした。

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日記

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