父と酢豚
父はちょいちょい酢豚を買ってくるのですが、一口食べれば良い方で、食べ残しはラップをかけて冷蔵庫にしまい込んでいます。
なぜ食べもしないものを買ってくるのかと尋ねると、決まって「美味そうに見えたから」と答え、古くなったのを私が処分すると「勝手に捨てがって」とぷりぷり怒っています。
ちと懲らしめてやろうと思い、夕食時に残したものを翌日の朝食、昼食と黙って出したところ、父は結局一口も食べることなく、こっそり自分で処分していたのを確認、ここまでは予想通り。
買い出しに行くクルマの中でネチネチと問い詰めてやるつもりでしたが、買い物バッグを手に玄関からヨロヨロと出てくる父を見ていたら馬鹿馬鹿しくなって、結局無言のままスーパーに到着。
父もさすがにマズイと感じたらしく、柏餅で媚を売ってきたので、今日のところは不問に付しました。
それでもまた酢豚を買ってきちゃうんだろうなあ…。
