父にコールスローサラダを説明する
父を買い出しに送り、クルマの中で待っていると戻ってきたら父曰く、「サラダを買おうと思ったら横文字ばかりで訳がわからん」と。
「それは横文字じゃなくてカタカナ語じゃないか」と指摘するとムッとした表情で「わかりにくくていかん」とご立腹の様子。
そこで「コールスローサラダは置いてなかったかい?」と尋ねると、「おお、そんな名前のがあったな。何だそれは」というので、刻んだキャベツをドレッシングと和えたものだと説明しました。
「語源は何だ?」などと聞く前に、なぜ試しに買ってみようとしないのでしょうね。
最近はスマホを操る高齢者も多いというのに、父も母もずっと前から新しい事物を取り入れようとする姿勢が全く感じられませんでした。
「石橋を叩いて渡る」手堅い人生というのも考え物ですね。
と、好き放題に生きて親不孝な息子は父を哀れに思うのでした。