川から見上げる鉄橋
隣町との間を流れる細い川。
小高い丘と丘の間の狭い低地を流れるその川の両岸には、軽自動車がやっとすれ違えるくらいの細い道が続いています。
両岸の道の向こうは一面の田んぼ。民家は遠く離れています。
東京から電車に乗り、その川を越えるとまもなく自分の降りる駅。
学生時代から30年以上、その川を見下ろしながら、いつかあの道を通ってみたいと漠然と思っていました。
今日はそこそこ天気が良かったので、電動アシスト自転車で近くの湖の岸辺を探索していたところ、たまたまその川が湖に注ぐ河口に出ました。
どうやらあの両岸の細い道は河口まで繋がっている模様。
いつか通りたいと思っていたあの道を、思いがけず遂に走る日がやってきました。
若干興奮気味に川上に向かって出発。
道の両側は高い夏草に覆われ、軽自動車がすれ違うどころか、自分の自転車と軽自動車がすれ違うのでやっとの狭さ。
そこを地元民のクルマがけっこうな頻度で向かってきます。
すれ違う時はお互い徐行しつつ、3kmほど進むと、鉄道橋が見えてきました。
電車から見下ろす川も道も、ずいぶん遠く、はるか下界に見えたものですが、川を渡るクルマ1台がやっと通れる狭い橋から見上げる鉄道橋はずいぶん近くに感じられました。
電車が通るのを待とうかと思いましたが、ジリジリと蒸し暑いので記念撮影だけしてすぐその場を後にしました。
涼しくなったらまた来ようかな。今度は電車の通るとこを撮りに。