父、廃車を決意する

父の愛車、1994年製のトヨタ・クラウンの車検が5月11日に迫りました。

この3年間、折に触れて父に廃車と免許返納を勧めてきました。

自動車税が15%増しであること、整備費用が高額であること、部品が手に入らないこと、燃費が悪いこと、狭い自宅ガレージにぶつけまくるために借りている駐車場代がかかること、などなど、説得材料は数あれど、そこは定年間際に「アガリのクルマ」として手に入れた憧れの「いつかはクラウン」ですから、父の気持ちを慮って穏やかに根気良く説得を重ねてきました。

今朝までは「今回最後の車検にしたい」だったのが、再度の説得により「とりあえずディーラーに持っていっていくらかかるか聞いてみよう」となり、ディーラーで担当営業マンから「テールランプが割れているが部品がなく、車検が通らない」と言われて、潔くその場で廃車を決断してくれました。

廃車は4月16日と決まりました。

ディーラーから帰宅するためクルマに乗り込む父はガックリ肩を落として気の毒でした。

「何が何でも車検を通す」と父が言い張っても、反対はしないつもりでした。

申し訳なく思いつつも、父の決断には感謝しています。

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