ギターの練習時間
人気アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の主人公・後藤ひとりは、中学一年から毎日6時間の練習を3年間続けてプロ級の腕前になったという設定ですが、なによりも毎日6時間練習できるタフネスぶりに驚くばかりです。
伝説的ギタリストも9時間だ、12時間だと長時間練習した逸話を耳にしますが、私のような初心者は1時間で疲れてしまいます。
後藤ひとり=ぼっちちゃんをそこまで駆り立てたのは、「有名になってみんなにチヤホヤされたい」というモンスター的な承認欲求で実に微笑ましいですけど、同時に、夏休み朝から晩までギターの練習に明け暮れても「楽しい」と言えるのは偉いなあと感心してしまいます。
振り返れば中学一年で(二年だったか?)音楽の授業で教材としてクラシックギターでコードを学んだのに始まり、何年かおきにエレキギターを手に取るもののせいぜい半年ほどでやめてしまうの繰り返しでした。
会社を辞めて実家に引きこもっている現在、家事の時間を差し引くと、自由時間はゆうに6時間以上あります。
昨年は半年以上ごく初歩的な練習を散漫に続けたところで愛猫の死と愛車の廃車が引き金となり、3ヶ月ほどギターから離れていました。
昨年末に「ぼっち・ざ・ろっく」を知り、その波に乗って再びギターを手に取り、今度は進歩を感じられるよう日報をつけるようにしたところ、これまで40年できなかったことがスルッとできるようになってきました。
なんだかやっと霧が晴れたというのか、スタートラインに立てたような気がします。
で、冒頭の話に戻りますが、練習に身が入るようになったとはいえ、1時間以上引き続けるのはかなりキツいです。
時間はたっぷりあるのに。
自分の場合、承認欲求は練習の動機にはならないけれど、それでも最近、ちょいと野望のようなものは芽生えてきました。
その小さな野望に向かって何をすべきなのかを考えるのは楽しいです。
楽しみながら練習する方が長続きするはず。
今日もこれからギターを弾きます。