大掃除と地震
2年前にグループホームに入所した母。
認知症が進み、会話もままならない状態になりました。
家には、母が買い溜めて捨てられなかった服が山ほどあります。
グループホームに入所して最初に一年は、季節の変わり目ごとに下着や服を運んでいました。
2年が経過し、以後はせいぜい下着と部屋着程度のやり取りがたまにあるくらいと見切りをつけ、長男の権限で母の服の大部分を処分することにしました。
コートやジャンパー、厚手のニット、肩パッド入りのよそゆきの服は丸ごと残しました。
タンスの肥やしになっていたのは、もっぱらブラウス、Tシャツ、それに薄手のニット。
グループホームに持ち込むには裾などに油性マジックで名前を記入する(洗濯の都合上)ので、色の濃いものから処分の対象にして分別していきました。
白系の少量の服を残し、45リットル入り4袋分をリサイクルに出すことにしました。
よくもまあこれだけ溜め込んだものだと、さすがに呆れました。
母には申し訳ないと思いつつ、昨今流行りの「終活」を代行してあげたわけだし…と言い訳を呟いた途端、下からドン!となかなか強烈な突き上げが。
午後5時40分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生したのでした。
震源に程近かったせいか、揺れはすぐにおさまりました。
後ろめたい気分だったところへの衝撃だったので、暗闇で脅かされたみたいにビビってしまいました。
気を取り直して、明日以降は調理器具と食器棚の整理(の仕上げ)に取り掛かります。