パンツの山
愛猫の死をきっかけに、猫用トイレや猫用電気カーペットを処分、その流れで家中に眠っていた粗大ゴミ、不用品の処分が続いています。
父も母もだいぶ前からボケていたらしく、物置を整理していたら、トイレットペーパーの買い置きが山のように出てきました。
トイレットペーパーは、使い切るのに丸2年かかりました。
どうも認知症になると買い溜めをする傾向があるらしく、大量の歯ブラシ、大量の詰め替え用シャンプー、大量の鍋、大量の防災用雨合羽にブルーシート、来客もないのに100人分の塗り箸など、目を覆うばかりの有様でした。
父も母も基本片付け魔なので、一見すると家の中は片付いているようですが、押入れ、物置、茶箪笥など収納部分には物が目一杯押し込まれていました。
消耗品は使いながら減らし、そうでないものは少しずつ気分が乗った時に処分していきました。
父は整理整頓が絶望的にダメで、洗濯後の下着を区別なく押入れに放り込んで、その「上澄み」を繰り返し使っています。
下着の溢れた押入れはさながら「男おいどん」の世界でした。
見るにみかねて余ったカラーボックスを押入れの中に設置して、片っ端から下着を畳んでカラーボックスに重ねていくと、あら不思議、全て綺麗に収まってしまいました。
呆れたことに、丸首シャツ、ランニングシャツ、長袖シャツ、トランクスが全て20枚以上ありました。
その勢いで、他の部屋にある収納ボックスに放り込まれている父の下着も畳んで整理しました。
さらに呆れたことに、丸首シャツ10数枚、ランニングシャツ約20枚、トランクスは約50枚もありました。
昔から服が捨てられない人たちではありましたが、これだけ無駄に買い込んでしまうとは、改めて認知症は怖いなと思いました。
シャツは古いものから雑巾に転用することにして、トランクスは一度父に要不要を選別してもらうことにします。