万年筆
Swiftの勉強を初めてちょうど一月が経ちました。
本を読んでタイピングするだけではなかなか理解できなくて、昔ながらの方法でノートに書き込むことにしました。
学生時代に使っていた、パイロット万年筆のエントリーモデル「エリート」を引っ張り出しました。
目が悪くてシャープペンシルで書いたノートが読みづらかったのが購入のきっかけでした。
購入したのは1985年頃だったと思います。
20代の頃勤めていた職場では稟議書を書く機会が多く、万年筆は大活躍しました。
当時の社内規定では、万年筆かボールペンを用いること、とありましたが、文書課長から油性のボールペンを使うよう指摘されました。
万年筆のインクは水ににじむから、というのがその理由でした。
そんなバカな、と思っていたら、各部署を回っているうちに何かの拍子で滲んでしまうことが実際にあって、以来ほとんど万年筆の出番はなくなりました。
愛着があり定期的に水洗いして手入れしていたおかげで、カートリッジを差し込むとすんなり書けました。
会社を辞めて文字を書くという作業から遠ざかっていたので、最初のうちは首や肩に変な力が入っていたものの、程なく慣れました。
1日にカートリッジ1本を使い切るペースでノートに書き込んでいます。
その日には理解できなかったことも、一晩寝て翌朝ノートを見返してみると「なんだ、こういうことか」と腑に落ちたりして。
1日があっという間に過ぎていきます。