アニメ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」第1期12話を視聴
Amzon Prime Videoにて、アニメ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」第1期12話を視聴しました。
高校を舞台にした青春群像劇です。
原作は渡航(わたり わたる」さん執筆の同じ題名のライトノベル(小学館ガガガ文庫)。
企画段階から足掛け9年を経て、原作は先頃完結しました。 産経新聞の原作者渡航さんのインタビュー記事です。 https://www.sankei.com/life/news/200105/lif2001050021-n1.html
本作の特徴は主人公・ヒロインともに「ぼっち」を恐れず、独自の哲学を持って行動していること。
屁理屈とも言えるぼっち哲学が群像劇の中でどう変化していくのか、主人公とヒロインの進展があるのかが見所です。
青春群像劇というと「熱血」を連想します。 集団に変化をもたらすのは互いの熱意というのが王道だったと思います。
エキセントリックなキャラクターにより方向性の間違っている熱意が示され、集団が混乱して行く様を読者は観賞していました。
この作品を見ていて思うのは、ここ一番というところで繰り出されるぼっち哲学は、熱意ではなく一つの「答え」、人間関係に問題を抱える相手に対して相手の本音 を容赦無くえぐり出す、水戸黄門の印籠のようなもの。
正解のない熱意をぶつけ合うキャラではなく、容赦ない正解で斬りつけるキャラ。
明快に言語化されている生き様がウケるのは、誰もがそれで悩んでいることの裏返しでもあるのでしょう。