父を探して幾千里

いつものスーパーに父を連れて買い出しに行き、家で父を降ろし、私はイオンに向かいました。
父が家の鍵を車内に置き忘れていることに気が付きましたが、すぐに用事は済むし、縁側で日向ぼっこでもしているだろうと、それでも手早く用事を済ませて20分ほどで帰宅。
縁側に父はおらず、買い物袋だけが転がってました。
たまたま外で顔を合わせた両隣のご近所さんと大捜索が始まりました。
私はいつものスーパーへ父が向かったと見て経路重点的に探しましたが見つからず、もしや私の後を追いかけるつもりでイオンモールに向かったのでは?と自宅に戻り考えているまさにその時、イオンインフォメーションカウンターから電話があり、父を預かっているとのことでした。
ご近所さんにお礼を述べてから父を引き取りに行きました。
すっかりボケてしまった父は悪びれることもなく、ペットボトルの水を飲みながら悠然と待ち構えていました。
ここ最近、急激にボケが進んでいることもあり、年が明けたら市役所に出向き、要介護認定の手続きを取ろうと思います。