マイナ保険証端末の不親切仕様に落胆する
マイナ保険証の利用が現時点で一割程度であるとと報道されていました。
複数の医療機関で医療情報が共有できる点に興味を感じ、父と私はマイナ保険証の利用を始めています。
父と私は医院も薬局も被らないので、この2ヶ月は父の分も含めて5箇所ほどマイナ保険証端末を利用する機会がありました。
窓口で端末のリーダー部にマイナンバーカードを設置し、画面で顔認証が暗証番号の入力を選択、認証作業が済んだら、次の画面で医療情報の共有について同意あるいは今回限りを選択するだけの簡単な作業です。
…そう、スマホを使い慣れた人にどっては。
らくらくホンのワンタッチダイヤルさえちょいちょい間違える父に操作できるはずがありません。
複数の端末に接して気付いたのは、メーカーによりカードリーダーの仕様がバラバラだという点です。
ペタッと横向きに置くもの、ペタッと縦向きに置いて奥に挿入するもの、はてはブックスタンドのようにスキマめがけて上から挿入するもの。
液晶画面も小さくて文字が読みづらく、顔認証をするにはかがみ込みながら画面の枠内に顔を収めねばなりません。
仕方がないので、これまでボケ防止のために父本人にやらせていた窓口の手続きは、私がやることにしました。
リーダー仕様の違いも、液晶画面の小ささも、スマホ世代には難なくこなせるでしょうが、効率最優先で機械操作に慣れない弱者を「お前が悪い」と切り捨てているようで、なんだか嫌な気分です。