クリニックのハイテク化に面食らう
2ヶ月前から左足甲の痛みに悩んでいる父。
かかりつけ医、大病院の循環器科・整形外科でこれといった原因がわからず、悶々とする日々を送っています。
痛みを感じ始めた頃、足指の汚れを気にしてタオルでゴシゴシこすり洗いをした結果、足指の皮膚が傷んで水虫のようになっていました。
ネットで調べたところ、水虫が悪化すると、足先からふくらはぎまで熱を帯びた腫れを生じることがあるそうです。
しかし父のふくらはぎはなんともなく、足全体がひんやり冷たいので、それには当てはまらない気もします。
何より、水虫だったら、右足が全く異常なしというのもおかしいです。
それでも気晴らしになればと、たまたま折り込み広告で父が見かけた、2023年1月に開業したばかりの皮膚科のクリニックを訪れることにしました。
WEBサイトは今風に作り込まれていて、初診でもWEBで診察予約(当日のみ)が可能とはなかなか斬新。
平日だし混んではいないだろうと予約なしでクリニックを訪れました。
初診なので、問診票に記入するのかと思いきや、「スマホをお持ちですか?QRコードを読み込んで問診票記入ページへお願いします」とのこと。
面白そうなのでサイトにアクセスし、住所氏名・生年月日から既往症や風用中の薬など事細かにスマホでポチポチ入力。
医師は一人ですが診察室は2部屋あり、看護師さんがさらに詳しく問診をして端末に入力し、医師にバトンタッチするシステム。
おかげで回転率はかなり良く、あまり待たずに済みました。
父の左足は水虫ではなく、掻きこわした状態と判明しました。
傷口からバイ菌が入り、足の痛みを起こしている可能性もなくはないが、神経の関連する痛みではないか、とこれまで受診した医師たちと同じ見解でした。
バイ菌をやっつけるための抗生剤を5日分と、塗り薬2種類を処方されました。
足の痛みに関してはまたも空振りでしたが、それでも父のモヤモヤは少し晴れたようでした。
会計は最近のコンビニと同じ非接触式と、これまた現代風。
受付カウンターに入り口に向いたタブレットがカメラを起動した状態で設置されており、もしかして診察券もスマホの QRコードなんでしょうか?と尋ねたところ、ごく普通の診察券を渡され、「あのタブレットは検温のためのものです」と言われ、そりゃそうだよねと赤面した次第。