父、運転を避けるようになる
高齢ドライバーによる事故の報道の影響か、最近では父が運転を避けるようになりました。
元来運転が好きな父は、免許返納を口にしながらも結局は更新することを繰り返していました。
特に「アガリのクルマ」である1994年製のトヨタ・クラウンを廃車にすることについては頑強に拒んでいました。
私にはN-BOXがあるし、父のクラウンを受け継ぐつもりはないので、父の免許返納と廃車は実質上セットの扱いです。
先月の定期点検で、クラウンのオイルパンにかすかにオイル漏れが見つかったとのこと、父は二度ほど縁石に乗りあげたことがありました。
ディーラーの見積書をよくみると、オイルパン自体の交換ではなく、オイルパンを着脱しパッキンを交換する内容でした。
父は見積書をろくに見もせずに、オイルパンの交換が必要だと早合点したようです。
金額は5万円少々でした。
結局、オイル漏れの程度から緊急度は低いということで今回は作業を見送りましたが、父には地味にこたえたようで、「次の点検の前に廃車かなあ」と呟いていました。
お金をかけて修理したところで乗る機会が減ることは目に見えているので、あとは父の気持ち一つ。
運転したがらない父に対しては、積極的に送り迎えを買って出ています。
父は天井が高く乗り降りしやすいN-BOXを気に入ったようです。
今日は歯のクリーニングのため歯科医院に送り、終わったら「らくらくホン」で呼んでくれることになっていました。
ちゃんと電話はかかってきましたが、父によると歯科医院の方にかけてもらったのだとか。
大きな短縮ボタンを押して、発信ボタンを押す、たった二つの行程に失敗します。
出発前に練習したのに。
来年の自動車税のことを考えると、年内には廃車にしたいところですが、さてどいう切り出したものか。