「赤魚」について知る

毎日何かしらの魚を焼いて食べています。
たまに食べると美味しいのが「赤魚の粕漬け」。
昔母がよく焼いてくれた「鯛の粕漬け」と味はよく似ていますが、切り身の形がずいぶん違います。
二切れで税抜398円という価格からして、どうせ代用魚だろうと思い、気が向いたら調べるつもりであっという間に一年ほど過ぎてしまいました。
今、思いついてWikipediaで検索しました。
現在「赤魚(あかうお)」の名で流通しているのは、アコウダイ(日本近海)、タイセイヨウアカウオ(アイスランド付近)、アラスカメヌケ(アラスカ湾付近)の3種。
もともとマダイの代用魚だったアコウダイ(赤魚鯛)が獲れなくなって、タイセイヨウアカウオやアラスカメヌケが「赤魚」として流通しているそうです。
皮の色が黒かったり赤かったりするのはそのせいですね。
黒いのがタイセイヨウアカウオ、赤いのがアラスカメヌケです。
Wikipediaで代用魚の項目も見てみました。
代用魚の登場は、乱獲による漁業資源の枯渇、外国の漁場から締め出されるなどの様々な事情が絡んでいます。
私たちが気軽に回転寿司やスーパーで魚にありつけるのも、水産関係者の並々ならぬ努力の賜物。
感謝の気持ちを忘れずにいただかねばと思いました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *