父、ズボンのお直しに出かける
今日も雨。
父は腹が出ているので、パジャマのズボンのゴムがきついと不満を漏らします。
腹が出ている以上、満足のいくゴムの強さが得られるはずはないと私は考えており、以前ヒモを通してあげたこともありました。
でも頻尿の父はヒモをいちいち結んだり解いたりするのが面倒だと言ってゴムにこだわります。
近くのイオンにあるお直し屋さんは以前ズボンのチャックの交換を断られ良い印象を持っていないとのこと
呆れながらも、ネットで検索すると古くからあるスーパーの２階にあるとわかり、父に教えると、喜び勇んで風呂敷にパジャマのズボン３本を包み出掛けていきました。
それが午後１時過ぎ。
午後２時となり、晩御飯の支度を始めても父は帰って来ません。
その場でやってもらってるのかな？と思いつつ支度を続けると、魚が焼き終わった頃に父が帰宅しました。
やっと２階に行くエスカレーターを探して上がったら一番奥まで歩く羽目となり、せいぜい数十メートルでしょうが、87歳にはこたえたようです。
一週間後の仕上がりということでした。
それでも懸案事項が一つ片付き、父は晴々とした顔で豪快に夕食を平らげたのでした。
