父、マグロの刺身を買いに行く

緊急事態宣言が解除され、新聞の折り込みチラシも以前の勢いを取り戻しつつあります。

土曜日は特に折込チラシの多い日。

3月から買い出しに出なくなった父が、今朝のチラシを見て「ヨークベニマルにマグロの刺身を買いに行きたい」と言い出しました。

ちなみに父は私がイオンで買ってくる刺身は口に合わないとかで手をつけません。

「買ってこい」とは言わず自分でわざわざ買いに出るという父の迫力に押され、「お、おう」としか返せませんでした。

結果的に特売品のマグロの刺身は父を満足させることはできませんでした。

ただ、「美味いものを食べたい」という父の素直な欲求、少々大袈裟にいうとより良い生活の質を求める「上昇志向」には、なかなか考えさせられるところがありました。

もっぱらイオンで買い出しを済ませるのは、距離的に一番近い上に、電子マネー「WAON」で小銭要らずの支払いができるからです。
ポイントはオマケみたいなものだと考えあまり重要視していません。

できるだけ日々のおかずや味噌汁がかぶらないように工夫はしているものの、食べることについては淡白な性格なので、父もストレスが溜まっていたのかも。

一方で、几帳面に日々の家事ルーティンをこなす父も片付けは苦手。

母が認知症になってからは家のあちこちに大量のティッシュやトイレットペーパー、食器類、調理器具などが散在しているのを、私が少しずつまとめたり処分するなどしてだいぶ家の中がスッキリしました。

そうした変化が父の「上昇志向」を刺激しているのかもしれません。

それはともかく、最近停滞気味な私には父の杖のアカを煎じて飲む必要があるのかもしれません。

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